先輩移住者の声をご紹介します

子育てを楽しいと
思える瞬間を積み重ねている
ことは素敵な財産

NPO法人 智頭の森こそだち舎-子育て移住をお考えの方に

智頭町へ移住した
「横田ファミリー」
(すぎぼっくり保護者家庭)

移住入園の経緯:
子どもを授かってから子育てについて夫婦で話し合うことが増えました。自分自身の自己肯定感が低いと感じていた妻はあるとき「自然体験を通して子どもの頃から自己肯定感を育む」というような記事に目をとめました。それが森のようちえんとの出会いでした。
当時、奈良に住んでいた私たちは赤ちゃんクラスのある森のようちえんに息子と一緒に通うことにしました。周りにママ友が少なかった妻にとって、右も左もわからない気持ちをうけとめてくれるようちえんの人たちの存在はとっても心強いものでした。
そして2歳を迎える頃、本入園するかというときに智頭の森のようちえんの存在を知りました。都市部で生まれ育った私たち夫婦は山間部での生活に憧れもあり、見に行ってみようということになりました。
2回の体験を経て、すぎぼっくりに通う家庭が生活圏も近いこと、家庭同士の付き合いがゆるーい家族のような助け合いの関係を築いていることが居心地良く、移住しよう!と夫婦一致で智頭にやってきました。
現在の仕事や家:
移住前に2回、智頭に来た際に空き家バンクを利用していましたが、家が見つかリませんでした。森のようちえんのシェアハウスに入れるということで半年ほどお世話になり、その後町内に住みながら家を探して、現在の家を借りることとなりました。
移住前は夫婦ともに看護師をしていました。今は看護師をしつつ、自給用の田畑を借りてお米や野菜を育てながら家族の時間を優先して過ごしています。
移住して良かったこと:
入園して2年目になりますが、たくましくなったなというのがまず思うところです。転んでは泣いて、歩けない、リュックを持てないと泣いていた息子が他の子たちから遅れていても野いちごを食べたいから終わってからいくとはっきり自分の意思で行動することが出てきました。
また日々を五感を存分に働かせて過ごしていることをしみじみと感じています。暑い時には川に入りたい、寒さを感じる時には焚き火したいとよく言います。幼少期に仲間たちと屋外で四季を感じることは大きくなった時の宝になるのかなと思ったりもします。
異年齢の交流があるすぎぼっくりでは息子のいろいろな顔をみれるのも面白いと感じるところです。今年、年少になった息子は2歳児さんには力加減を抑えたり手加減ができるようになりました。年長さんと遊んでいる姿は年少さん同士の時とはまた違った雰囲気です。憧れがあったりどこか嬉しそうな様子。
すぎぼっくりならではの共同保育という形で月に1回の保育当番等を通じて、そんな姿の息子をみることができます。ウチの子だけ?と思うようなことも他の子どもと関わったり、保護者同士で悩みを打ち明けたりすることで子どものことをもっと知ることができるのもすぎぼっくりの魅力。子どもも親も懐深く受け止めてくれるスタッフをはじめとして頼れる大人が身近にいっぱいいることも良いのでは?とようちえんの皆さんに頼らせてもらってます。子育てって大変だなとネガティブな思いがありましたが、智頭の森で自然を感じながら子育てを楽しいと思える瞬間を積み重ねていることは素敵な財産だなとこの環境に感謝しています!